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インフォ。夜。ケトル。

キャラ語り。インフォ。  手提げ袋を棚にどん、と置いて伸びをした。
 部屋は月明かりで冷たく照らされている。
「さむぃ」
 火口箱を取り出し、暖炉の前にしゃがみ込む。
 木屑をこぼし、石英と鉄を打ちつける。
「いたっ」
 手元が狂い、自分の手を打ってしまい皮が破けた。染み出る血を舐めて消毒する。
 魔道力学実験の疲労でぼうっとしていたようだ。 こことは違う場所からエネルギーを取り出し公式を行使するには、精神的な疲労が伴う。
 まして、完成され効率化された公式ではなく、新しい理論を用いて実験中の公式だ。負担は、倍以上である。もう少し実験を続けていれば気絶していただろう。
 数分して、熾きた火は暖炉の炭に移り赤々と踊りだす。
 汲み置きの水をケトルにいれて火にかけた。
 湯が沸くまでの空き時間に、手提げ袋からレポート用紙をとりだし、今日の実験のまとめを仕上げる。理論の穴があるのか、実験は難航している。ため息をついてペンを置いた。
 ちょうど、ケトルがぴーと悲鳴をあげる。
 桶に湯を汲み体を拭いた。
 残った湯で、サティルのレシピを見ながら紅茶を淹れる。
 すぐに体を休めたほうがいいのは分かっているが、もう少しだけ、布団には入りたくない。
 窓を開ける。吹き込む冷ややかな外気が暖炉の火を揺らした。
 天には青く大きな月。 ため息が白く漂う。
 窓を閉める。
 枕を抱きしめた。半年前にヴァリスと交換した枕、自分の匂いに染まってしまっている。
 顔を埋めてもごもごと口を動かす。
「さみしい」
 枕のおかげで声にはならなかった。

コメント

魔道力学実験がいきづまったり、協会からでれなくなってるようなときのお話。
ヴァリスも仕事があるし、なかなか二人の時間をとれなさそうですよ。

 それでも、同じときに同じ月を眺めてる。

インフォーーーーーー(;_;

読んだ瞬間、背後まで泣きそうに(T^T
実験中で協会にこもってるのかしら。
その時、うちの羽根もきっと白い羽根を見つめながら、
夜空を見上げてると思います。

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