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新キャラ

 設定帰るかもしんないけど  ある山村。彼の親は既に無く妹と二人暮しをしていた。痩せた畑を耕し、狩りに参加して生計をたてる。その傍ら、村の鍛冶屋に弟子入りしていた。
 樫の木製の模造剣の素振りをする彼。鍛冶屋のドワーフが怒声をあげる。仕事をサボって何をしていると。彼は答える。正義の騎士になるための修行だと。ドワーフの親方は助言を交えた小言を呟きながらげんこつを入れ、引っ張っていく。工房までの道のりも説教は続く。そんなことばかり言っていて、妹を嫁にだせるのか、いつまで夢をみているつもりだと。妹を置いていくのは彼にも気がかりだった。
 4年に1度の合同村祭りの日。この日、山の精霊さまによって、若者の中から一人が穢れ人として選ばれる。選ばれた者は、しばしの旅に出ることになる。旅装は村中で用意する。この旅装には山の穢れが染みこんでいるので、旅先で使うか捨てるかしなければならない。山の穢れを持ち出し、浄化する役目を負うのだ。旅から帰ってきた時には清め人として、歓迎されることとなる。
 彼が18になった年。穢れ人に選ばれたのは彼だった。
 妹は、兄の夢を純粋に応援して、待っていると言い、お守りを渡す。彼の夢を知っている友人たちも、憎まれ口を叩きつつ喜んでくれた。
 出発前夜、家々を回り穢れの品――路銀や、食料、小物――とさっさと出て行け(儀式による台詞である。実際には無事に旅を終えることを祈っている)との言葉を貰っていく。村はずれの鍛冶屋が最後になった。親方が穢れの品として差し出したのは、黒い剣。お前が夢を試す機会にしろ。その剣が折れたら夢を諦め、帰って真面目に生きろという。黒き刃、自分が穢れ人であることを、この山のものだということを忘れるなとだけ言い送り出す。
 そして彼は、山を降りた。

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