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漫画の面白さ再発掘

 なんとなく人気があるからというひねくれた理由で敬遠していたベルセルクという漫画を読んでみる。鎧とかすげぇゃ、みんな違う鎧きてるもの。化け物もすごいすごい。クトゥルーなのかな。人気があるだけの理由はあると思った一作。
 続きはオマケです。本文とは一切関係ありません。  貸本屋パピルスのカウンターからでて本棚を眺めて歩くフェンランが一人。
 彼女が店主の子供たちと店番を変わって30分、客は1人の老人がテーブルで本を写しているだけ。
 子供、ダックとシプレの2人は今、月明り亭の皆と外に遊びに出ている。いつも店内ではあの年頃の子には辛いだろう。子守を頼める冒険者がいる月明り亭は本当にいい酒場だと思う。人数過多で子供と遊ぶ暇がある者まで出てくるという意味に捉えると微妙かもしれないけれど、それはそれでいい物だろう。いつも無償で子守の手伝いをしてくれる彼らに何かお礼を、などと考えながらインフォは適当に本をとってはぱらぱらと眺めていた。店番するかわりに、この店の本はタダで借りられる約束だ。面白そうな本はないものかと探す。
 棚の下のほうに巻数がばらばらになっているシリーズがあった。順番どおりにそろっていないと気持ち悪いとインフォは並べてかえていく。
 その本たちがやけにくたびれていることが気になって開いてみた。それはある剣士の戦いを描いた英雄譚。傷つきボロボロになりながらも、人を、魔物を、自分よりも強いとも思える者たちに挑んでいく男の話。何度死に掛けても再び戦場にて剣をふる。
(ダックくんのお気に入りかぁ)
 最強の男を目指すんだ! といつも言っている男の子、そういえばいつもこの本を読んでいたかもしれない。
 戦いは物語の中だけのものではない。ページをめくる手がいつしか止まり、インフォも束の間だが身を置いた実戦を思い出す。それは、恐怖の記憶だった。
 冒険者時代、戦士の人とも一緒に行動した。振りかかる危険を払ってくれる頼もしい人たちばかりだと思った。けれど同時に、彼らに守ってもらいながらも恐ろしさも覚えていた。どうしてこの人たちはこんなに傷ついているのに立ち向かっていけるのだろう。
 自分が好奇心から本を開かずには、ペンをもたずにはいられないように、彼らも闘争心から戦いに向かわずにはいられないのだろうか。それとも――
 考え方の違う者の理解は難しい。冒険者を辞めた今でも時折考えるが、そのたびに答えをだせないでいる。
 それぞれに理由がある、そうやってまた棚に上げた。
 ため息をついて、インフォは英雄譚を棚に戻した。

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